あなたの知らない仏像の世界
この記事はみす56代 Advent Calendar 2023の20日目の記事です。
はじめに
初めまして、MIS.W56代のわさ吉です。
みなさん、仏像はお好きですか?
近年では、仏教徒でなくても「仏像が好き」という人も珍しくありません。私もその「仏像好き」の一人です。
仏像に興味がない人にとっては、どの仏像も同じように見えるかもしれません。しかし、仏像には一体一体違いがあります。会社のような組織や地位もあります。
この記事では、そんな仏像のことを少しだけ紹介できたらと思います。
一応断っておくと、イエス・キリストの生誕を祝う日が間近に迫るこの時期に仏教関連の記事をぶつけることに、宗教的な意図はありません。
仏像のモデルって誰?
仏像のモデルが誰かは、さすがに多くの人が知っているはず。そう、お釈迦様です。
すべてではありませんが、ほとんどの仏像が、仏教の開祖である釈迦をモデルにしています。
世界史を勉強した人なら、釈迦の本名「ゴータマ・シッダールタ」を覚えましたよね?
釈迦が母親の右脇の下から生まれたなんて逸話も有名です。信じる信じないは別として、面白い話ですよね。
お釈迦様の特徴
釈迦がどんな人だったのかという特徴32個を表す「三十二相(さんじゅうにそう)」と、それをさらに詳しくした「八十種好(はちじっしゅこう)」というものがあります。有名なので言うと、髪の毛がぐるぐるに巻かれた螺髪(らほつ)とかもこのひとつです。
なにかと人間離れした特徴が多いのですが、その中でも私が面白いと思ったものを3つ紹介します。
大直身相(だいじきしんそう)
身体が整っていて大きい。約4.8mもあるそう。デカい。
大舌相(だいぜつそう)
舌が柔らかく、顔全体を覆うことができるほど大きい。これはびっくり。
手足指縵網相(しゅそくしまんもうそう)
手足の指の間に水かきのような金色の膜がある。すべての人々を漏れなく救うためらしい。
仏像の階層
仏像は大きく分けて4種類あり、位の高い方から順に「如来(にょらい)」、「菩薩(ぼさつ)」、「明王(みょうおう)」、「天(てん)」となります。
筆者が好きな仏像
私が推している仏像を1つだけ紹介します。「降三世明王(ごうざんぜみょうおう)」です。 過去・現在・未来の「3つの世界を降伏させるもの」という意味で降三世明王という名前になっています。
個人的な推しポイントは、降三世明王に踏んづけられている人(?)たちです。
この人たちの正体は、ヒンドゥー教の最高神シヴァとその妻パールヴァティーです。シヴァとパールヴァティーが仏教の教えに従おうとしなかったために、降三世明王が倒したんだそう。
この2人(2柱)の表情がなんとも言えず愛くるしいんです。
おわりに
なんか仏像に詳しい人みたいな感じでいろいろとお話してきましたが、私も実際に仏像を見に行ったことは数えるほどしかありません。
いつか奈良国立博物館の「なら仏像館」とか行ってみたいです。
皆さんも是非、仏像に会いに行ってみてください。